八点鐘の航海日誌                     

熊本の Bar 八点鐘 (現在は営業しておりません)                                                                          毎日が新しい船出… そんな毎日の「航海」を 書き綴ると致しましょう。

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Category :  船長の独り言
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人間って弱い生き物です。
犬も猫も鳥や虫でさえ、独りっきりで生きて行けます。
独りで生きて行けないのは人間だけ…
どんなに強がりを言っても、それは見かけだけで、独りじゃ紛らわせる事が出来ない悲しさや寂しさが誰にもあるんです。

昨日も、そんな夜でした。
忙しくもなく閑でもなく…

イケ面のTさん、白衣の天使って言うにはチョッと薹が立ってるSさんとNチャン、迷える中年男性のHさん。
知らぬ同士が言葉を交わし合い、寂しさを紛らわせて…

1時を過ぎた頃、Rチャンが一人で見えると、
「タマチャンと喧嘩しちゃった…」
そう言うと、沈んだ表情でグラスに付いた滴を見詰めています。
Rチャンとタマチャンは大の仲良しですが、何が有ったんでしょう?

「まぁ~ 喧嘩するほど仲が良いって言うからね。 一晩寝たら明日は元通りだよ。」
「そう? そうよね? きっとそうよね!」
「そうそう!」
「分かった! じゃ~帰って寝るから…」
「おやすみ~」

やがて、皆さんが席をお立ちになり、カウンタ-にはHさん一人。
「皆さんが帰るのを待ってたんですよ…」
「エッ! まさか俺を 好きだ 何て言い出さんといてよ。そっちの趣味は無いから!」
って言いたいのをグッと抑えて、
「何かあったんですか?」
「実は、アイツと飯喰って来たんですよ…」
数ヵ月も前に別れた恋人の事みたいです。
「ハァ~ だから時々ボ~ットしてモノ想いに耽ってたんですねぇ~?」
迷える中年男性は、未練を引き摺る中年男だったんです。

中年男の 悲恋悲話 に耳を傾けている時にドアが開いて、
「マスター、一杯飲ませて…」
タマチャンです!
「随分遅いね? さっきRチャンが帰ったよ。」
「Rチャンと喧嘩しちゃって… 今迄お客さんとクラブ∨で飲んでたの…」
そう言うと、パッチリした目が見る見る曇って、綺麗に通った鼻筋を涙が伝い落ちました…
「Rチャン、家に帰ったかしら…」
「もう、小1時間になるからねぇ~」
「Rチャン、怒ってた?」
「ウウン、心配して余り飲まずに帰っちゃったよ…」
「ホント?」
又しても涙が…
「解った! 飲みたいなら飲みに行こう!」
「ウン…」
中年男の 悲恋悲話 なんて知ったこっちゃありませんが、泣き濡れる娘を放っとくなんて私には出来ません!

大急ぎで店を閉めると、中年の 引き摺り男 も引き摺って 韓国屋台トラジ へ…
タマチャンがトイレに立ってる隙に、
「唐辛子イッパイ入れて!」
唐辛子のカプサイシン効果で、頭から汗流してりゃ~涙も枯れてしまうでしょう?

彼女の店のT常務も電話で呼んで、ビールとマッコリで深夜のチゲ鍋です!
T常務、タマチャンに、
「オマエ達が最後に行くとこって八点鐘しかないなぁ~」

Bar冥利に尽きる言葉です。

悲しい時、寂しい時、
一杯の酒で心を紛らわせて、
ほんの少しの温もりを抱いて帰って頂ければ…

さて、今夜のお客様をお迎えする準備をしますか…

当店は、お客様お一人お一人のお時間を大切にお過ごし頂く為に、
私の独断と偏見で大人の男と女のお客様限定とさせて頂きます。
25歳未満のお客様と7名様以上の団体様はお断りしています。
(団体様は御予約の場合のみ受け致しております。)

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