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船長の独り言
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超~ 閑 な夜でした。
ポツポツ とお見えになるお客様…
12時を回り1時を過ぎて、カウンターでは何時もの通りHさんがお休み中でした。

その時、
「オツカレサマ…」
と、如何にも疲れた様子でドアを開けて呉れたのはラウンジのチイママ S子さん。
http://hattensyo.blog57.fc2.com/blog-entry-1245
「イラッシャイ…」
「あ~ 酔っぱらった…」
「大分、飲んだみたいね?」
「飲むのが商売だからね… ワインを頂戴…」
何時もの通り赤ワインを差し出すと、アッ と言う間に飲み干して、
「もう1杯…」
「そんなに飲んで大丈夫?」
「大丈夫じゃないなら飲まんよ! アンタ も飲みなっせ!」
マスターから、アンタ に変わりました…
「アンタ って? 彼氏でもないのに…」
「彼氏なら、もうチョッと優しく言うよ!」
「……」
2杯目の赤ワインを注ぐと、
「乾杯!」
2杯目も瞬く間に飲み干すと、
「今度はモルトにしようかな?」
「もう、それ位にしといたら?」
「何ね? アンタ 私を 酔っぱらい って思っとるでしょ?」
「ウン…」
「ハッキリ言うね~ 私はお客さんよ!」
「そりゃ~ そうだけど…」
「昔、お客様は神様です って言葉があったでしょうが?」
「そう言やぁ~ あったねぇ~」
「だったら 神様 の言う通りにしなっせ!」
もう完全に出来あがっています!
神様 には逆らえません…
「モルトは何にする?」
「スモーキーなのを!」
そこで、アイラモルトではありませんが、スカイ島の タリスカ・ノース57°を…
「うん、コレ美味しい…」
酔ってる割りには舌は確かなようです?
暫くタリスカを舐めていたS子さんが突然、
「お腹が空いた… アンタ、何か食べに行こうか?」
「エッ! 今から?」
「ウン、どうせ 閑 でしょうが? ソコで寝とる オッサン を帰して食べに行こ!」
「もう、開いてる店が無いんじゃ?」
「どっか開いてる!」
「でも…」
「何ね? 私とじゃ イヤ って言うと?」
「そうじゃ無いけど…」
「私とアフター目当てで飲みに来るお客さんも居るとに、女から誘われたら ハイ と言うのが男でしょうが?」
「……」
「ハイ は!?」
仕方なく、
「 ハイ… 」
「ヨシ!」
酒癖の悪い 神様 です!
熟睡されてるHさんを起こして、お帰り頂いて片付けをしてると、
「男のくせに チャッチャッ とせんね! 飢え死にさせるつもりね?」
「そんな…」
大急ぎで片付けを済ませ、足元の覚束ないS子さんのお供をして夜更けの街へ…
近所の蕎麦屋に入ると、
「鳥わさ と 酒 を冷で!」
『コイツ未だ飲むつもりか?』
と飽きれながらも口に出したら 倍 になって返って来るのは火を見るより明らかですから、
「俺はザル蕎麦とビール…」
「あ~ それから私は天ザルも!」
天麩羅を肴に酒をもう1杯飲むと、ザル蕎麦を ポロポロ 落としながら平らげて、
「あ~ これで眠れる… 私、お腹が空くと眠れんとよ…」
「だったら、コンビニで何か買って帰ればイイとに?」
そう言った途端、S子さんの目から大粒の涙が!?
「急に、どうしたと?」
「アンタ、夜中に独りでコンビニ弁当食べるのが、どんなに寂しいか解るね?」
「……」
「惨めな気持ちにさせんで…」
「ごめん…」
もの言えば唇寒し秋の空…
馴染みのタクシーを呼んだ彼女の身体を支えながら思いました。
口の悪さも我儘も彼女の強がり、寂しさを隠す為だったんですね?
彼女の気持ちに気付かない私がバカでした…
Barには、寂しい 神様 が一杯です。
*7日 (日曜日) は営業いたします。
8日 (月曜日) は休ませて頂きます。
当店は、お客様お一人お一人のお時間を大切にお過ごし頂く為に、私の独断と偏見で大人の男と女のお客様限定とさせて頂きます。25歳未満のお客様と7名様以上の団体様はお断りしています。(団体様は御予約の場合のみ受け致しております。)
ポツポツ とお見えになるお客様…
12時を回り1時を過ぎて、カウンターでは何時もの通りHさんがお休み中でした。

その時、
「オツカレサマ…」
と、如何にも疲れた様子でドアを開けて呉れたのはラウンジのチイママ S子さん。
http://hattensyo.blog57.fc2.com/blog-entry-1245
「イラッシャイ…」
「あ~ 酔っぱらった…」
「大分、飲んだみたいね?」
「飲むのが商売だからね… ワインを頂戴…」
何時もの通り赤ワインを差し出すと、アッ と言う間に飲み干して、
「もう1杯…」
「そんなに飲んで大丈夫?」
「大丈夫じゃないなら飲まんよ! アンタ も飲みなっせ!」
マスターから、アンタ に変わりました…
「アンタ って? 彼氏でもないのに…」
「彼氏なら、もうチョッと優しく言うよ!」
「……」
2杯目の赤ワインを注ぐと、
「乾杯!」
2杯目も瞬く間に飲み干すと、
「今度はモルトにしようかな?」
「もう、それ位にしといたら?」
「何ね? アンタ 私を 酔っぱらい って思っとるでしょ?」
「ウン…」
「ハッキリ言うね~ 私はお客さんよ!」
「そりゃ~ そうだけど…」
「昔、お客様は神様です って言葉があったでしょうが?」
「そう言やぁ~ あったねぇ~」
「だったら 神様 の言う通りにしなっせ!」
もう完全に出来あがっています!
神様 には逆らえません…
「モルトは何にする?」
「スモーキーなのを!」
そこで、アイラモルトではありませんが、スカイ島の タリスカ・ノース57°を…
「うん、コレ美味しい…」
酔ってる割りには舌は確かなようです?
暫くタリスカを舐めていたS子さんが突然、
「お腹が空いた… アンタ、何か食べに行こうか?」
「エッ! 今から?」
「ウン、どうせ 閑 でしょうが? ソコで寝とる オッサン を帰して食べに行こ!」
「もう、開いてる店が無いんじゃ?」
「どっか開いてる!」
「でも…」
「何ね? 私とじゃ イヤ って言うと?」
「そうじゃ無いけど…」
「私とアフター目当てで飲みに来るお客さんも居るとに、女から誘われたら ハイ と言うのが男でしょうが?」
「……」
「ハイ は!?」
仕方なく、
「 ハイ… 」
「ヨシ!」
酒癖の悪い 神様 です!
熟睡されてるHさんを起こして、お帰り頂いて片付けをしてると、
「男のくせに チャッチャッ とせんね! 飢え死にさせるつもりね?」
「そんな…」
大急ぎで片付けを済ませ、足元の覚束ないS子さんのお供をして夜更けの街へ…
近所の蕎麦屋に入ると、
「鳥わさ と 酒 を冷で!」
『コイツ未だ飲むつもりか?』
と飽きれながらも口に出したら 倍 になって返って来るのは火を見るより明らかですから、
「俺はザル蕎麦とビール…」
「あ~ それから私は天ザルも!」
天麩羅を肴に酒をもう1杯飲むと、ザル蕎麦を ポロポロ 落としながら平らげて、
「あ~ これで眠れる… 私、お腹が空くと眠れんとよ…」
「だったら、コンビニで何か買って帰ればイイとに?」
そう言った途端、S子さんの目から大粒の涙が!?
「急に、どうしたと?」
「アンタ、夜中に独りでコンビニ弁当食べるのが、どんなに寂しいか解るね?」
「……」
「惨めな気持ちにさせんで…」
「ごめん…」
もの言えば唇寒し秋の空…
馴染みのタクシーを呼んだ彼女の身体を支えながら思いました。
口の悪さも我儘も彼女の強がり、寂しさを隠す為だったんですね?
彼女の気持ちに気付かない私がバカでした…
Barには、寂しい 神様 が一杯です。
*7日 (日曜日) は営業いたします。
8日 (月曜日) は休ませて頂きます。
当店は、お客様お一人お一人のお時間を大切にお過ごし頂く為に、私の独断と偏見で大人の男と女のお客様限定とさせて頂きます。25歳未満のお客様と7名様以上の団体様はお断りしています。(団体様は御予約の場合のみ受け致しております。)
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