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八点鐘の航海日誌                     

熊本の Bar 八点鐘 (現在は営業しておりません)                                                                          毎日が新しい船出… そんな毎日の「航海」を 書き綴ると致しましょう。

Category :  船長の独り言
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昨日は8の日、飲み放題の日でした。
早めに店に来て、普段より多めに氷を割り、山崎と余一のニューボトルも用意して準備万端!
8時になると同時に看板の灯りを点けて、雪崩を打って お見えになるお客様を手薬煉 (“てぐすね” と読みます) を引いてお待ちしていました。

*手薬煉の薬煉とは松ヤニを油で煮て練った物で、弓の弦を強くする為に塗るんですが、戦の前に十分な態勢で待ち構える為に弓の弦に手で薬煉を塗ることから手薬煉を引くと言うようになったんです。

さて8時を過ぎて、
『ソロソロ かな?』
でもドアが開きません。

8時半を過ぎても 開かずの扉?
『オカシイ?』
看板の灯りが点いてるのを確かめて…

時計の針は刻々と進み9時になろうかと言う頃でした。
漸くドアが開いて、
「二人だけどイイですか?」
良いも悪いもアリマセン!
「どうぞ」
30代半ばのサラリーマン風の男性と、同年輩の女性のカップルです。
店内を見回して、一番奥のラブシートへ直行!
タイミングを見計らってオーダーを伺いに…
「何を差し上げましょうか?」
「ウイスキーのロックを」
「ウイスキーは何を?」
「何でもイイです』
この 何でもイイ が1番困るんです!
『じゃぁ~ 1番高いヤツを…』
何て事は考えませんが、お客様の顔を見て好みが判るほど シゲシゲ と覗き込むことも出来ません。
「じゃぁ~ ジョニ黒辺りでイイですか?」
「ハイ…」
女性のお客様は、
「私はモヒートを…」
そこで、
「今日は飲み放題になっていますが如何が致しましょう?」
「イヤ、そんな飲まないから…」
『ケチな客だ…』
何て事は努々思いも致しませんが…

手持無沙汰にラブシートの会話に耳を澄ませてみても ヒソヒソ話 じゃ~聴こえる訳もありません。
溜息をついているところにドアが開いてM田さんがお友達と、
「今日は飲み放題でしょ?」
「ハイ、挑戦します?」
「ウン! じゃぁ~ スプモーニを」
お友達は、ソルティドッグをオーダー!

『さぁ~ 今から忙しくなるぞ!』
と思ったものの後が続きません?
時計は10時を回り、ラブシートのカップルは、ミントの葉っぱが ふやけた青海苔 みたいになったモヒートと、溶けた氷まで飲みほした水割りのグラスを残してお帰りに…
カウンターでは、M田さんがお友達と御主人を コキ下ろし ていらっしやいますが、話がヒートアップするに連れてグラスを重ねるピッチも上がって、とても口を挟めるような雰囲気じゃぁ~ありません!

一向にドアが開く気配は無く、11時になるとM田さんも席を立たれ、アガサ・クリスティの

そして誰も居なくなった

状態に…

山ほど割った氷を消化する為に、ウイスキーを普段は飲まないオンザロックで 自棄酒…
何杯飲んだか判らなくなって意識が薄れかかった頃に福岡のT社長が御来店になって、
「アレ? 誰もいないの? ヨシ! 飲み放題料金を二人分払うから一緒に飲みましょう!」
もう、こうなりゃ~ トコトン 飲むしかありません!
T社長はバランタイン、私はカリラをカウンターに据えて差し飲みです。

その後もバイトのRioチャンと見えた、東京からライブ出演の為に来熊されたと言うパーカッションの第一人者のS木さんが、
「何か飲んで下さい…」
で、又々カリラを…
そのまま4時半まで飲み続け、まるで自分の為の 飲み放題?
お陰で今日は二日酔い…

今夜は、私に 酒を勧めないで下さい!

なんて言いながら、又今夜も飲むんでしょうなぁ~?


当店は、お客様お一人お一人のお時間を大切にお過ごし頂く為に、私の独断と偏見で大人の男と女のお客様限定とさせて頂きます。25歳未満のお客様と7名様以上の団体様はお断りしています。
(団体様は御予約の場合のみ受け致しております。

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