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八点鐘の航海日誌                     

熊本の Bar 八点鐘 (現在は営業しておりません)                                                                          毎日が新しい船出… そんな毎日の「航海」を 書き綴ると致しましょう。

Category :  船長の独り言
tag : 
クラブPのRチャンがお帰りになり、美人妻のカ○ミさんが席を立たれたのが1時過ぎでした。
それから1時間以上、誰~もお見えになりません…
『そろそろ看板を片付けるか…』
そう考えてドアに手を掛けた時でした。

「アッ!」
「キャッ!」

私が内側からドアを押し開けるのと、Mチャンが外からドアを引き開けたのが同時でした!
「アァ~ ビックリした~」
「俺も…」
「未だイイ?」
「どうぞ! でも今日は遅いね?」
「うん、明日は仕事が休みだから」

Mチャンはラフロイグのソーダ割りを飲みながら、
「マスター、私の事どう思う?」
「エッ! Mチャンの事を?」

Mチャンは郊外のショッピングモールにお勤めで、 身長も高く、色白で美人なんですが、難を言えば 太め グラマー?
個人的にはスレンダーな方が好みなんですが、それに何と言っても未だ30前の若さ!
私にとって女は37~8から45歳迄、それ以下はガキで、それ以上は只のババァ~に過ぎません!

しかし、
「俺の、タイプじゃない」
なんて言って、
「こんな店、2度と来るもんか!」
なんて事になってもいけませんし、客商売の難しいところです。
恋する乙女心を傷付けない様に、一つ一つ言葉を選んで慎重に答えなければ…

「そうだねぇ~ Mチャン今幾つかな?」
「27だけど?」
「そう… 怒らないで聞いてくれる?」
「ウン」
「Mチャンは美人でスタイルもイイし、其れより何より未だ若いんだから…」
「それって何?」
「気持ちは嬉しいけど、もっと若い相手が相応しいと思うよ。俺、もう62だから…」
「…… マスター、何か勘違いしてない?」
「何を?」
「私、そんな事を聞いてるんじゃ無いんだけど」
「エッ! じゃぁ~ 何?」
「私の性格よ!」
「てっきり俺に コク ってると思った… で、性格って?」
「今日、大学時代の友達と飲んでたら 『オマエ、性格悪り~ぃから男が出来ない』 って言われたから…」
「そんな事、俺に判る訳ないでしょ!」
「違うよ! マスターの早トチリ!」
「……」
「でも、マスターって案外マトモな事言うね」
「元々マトモです! Mチャンもマトモな日本語を使いましょう!」

気ぃ遣って損しました…


当店は、お客様お一人お一人のお時間を大切にお過ごし頂く為に、
私の独断と偏見で大人の男と女のお客様限定とさせて頂きます。
25歳未満のお客様と7名様以上の団体様はお断りしています。
(団体様は御予約の場合のみ受け致しております。)

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